毎日のように、ニュースでアクセルとブレーキの踏み間違え事故が発生しています。
2015年のデータでは年間5830件、実に1日平均16件起きていたことになります。またその中で死亡事故となったものは58件で、50件が65歳以上のドライバー。高齢者の事故は大事故につながる危険性が高いということでしょう。

自動ブレーキでも安心できない

こうした状況を考えて2021年11月から 国産の新型乗用車を対象に自動ブレーキの搭載を義務付ける、と赤羽一嘉国土交通相は2019年12月17日発表した。しかし、自動ブレーキの機能が付いていても、ドライバーがアクセルを踏み込めばそちらが優先されるので、急発進、急加速は起こりうる ( 中日本自動車短期大学・自動車工学科の森本一彦教授 )ということです。だからアクセルとブレーキの踏み間違え事故を防ぐには「踏み間違い防止装置」が必要となります。

もし事故が起こると、歩行者をはねたり、コンビニに突っ込んだり、大変なことになります。
この事故に対して、対策を考えた装置がオートバックス社から売り出されています。
商品名は「ペダルの見張り番Ⅱ」というものです。

この装置の仕組みは、車から発せられている車速信号というのを検知して、車が停止しているか、低速での走行時にアクセルを強く踏んだ時、その踏み込み量(アクセル開度という)が異常に大きい場合、急発進するのを強制的にアクセル開度を抑えて防止するというもの。バック走行時も同様に急発進を防止できる。さらにアクセルとブレーキを同時に踏んだ場合にも、ブレーキを優先するシステムがあり、この場合でも急発進を防止することができる。よく考えられた装置となっている。

「ペダルの見張り番Ⅱ」をさらに詳しく

「ペダルの見張り番Ⅱ」は自動車用電子パーツメーカーの(株)データシステムが販売している。
急発進による事故を防止するセーフティアイテムである。万が一ブレーキと間違えてアクセルペダルを強く踏み込んでしまっても、アクセル信号を制御して不用意な急発進を抑制し、クリープ状態でゆっくり走行している間に、ドライバーが足をアクセルペダルから離し、ブレーキペダルを踏みなおして暴走を回避できる、という装置だ。「ペダルの見張り番Ⅱ」はオートバックス専売で一般には「アクセル見守り隊」という商品名で販売している。

本体価格は2万8000円(税抜)、別途、アクセルハーネス4000円(税抜)とブレーキハーネス3000円(税抜)が必要となる。本体はコンパクトで、ダッシュボード裏の見えない場所に取り付けができ、純正車両配線に車種別のハーネス(別売)をカプラー接続。車両に加工を施すことなく簡単に装着が可能だ。セット内容は本体、コントロールスイッチ、電源ハーネス、取付部材一式、取付/取扱説明書、保証書&ユーザー登録カード。適合車種が軽自動車からスポーツカー、ミニバンまで100車種以上と幅広い車種に対応。この装置は国産車の指定車種のみに適用でき、外車には装着できない。
なお、取り付けはカー用品店、電装店、ディーラーなどで行いDIY作業は不可。

また、バックの時も同様に、「アクセル見守り隊」はきちんと機能する。リバースシフトに入っているときに、ブレーキの代わりに間違えてアクセルペダルを踏んでしまっても、クリープの速度で動くので、慌てずにブレーキ操作ができる。

坂道発進時や、交差点での右折待ちからの発進時など急加速が必要な場合もある。そのため運転の癖に合わせて感度調整ができるようになっている。また機能を一時的にOFFにすることが可能で、機能を一時的にOFFにすることでスムースな運転ができ、再度アクセルを踏むと機能が自動的にONに戻る
国土交通省では2019年の12月17日に「後付けのペダル踏み間違い急発進等抑制装置の認定」を発表。3分類9装置について認定を行ったが、このなかにデータシステム社の「アクセル見守り隊」、「ペダルの見張り番Ⅱ(オートバックス専売商品)」も含まれている。

「サポカー補助金」は2010年3月9日から申請受付を開始している。サポカー(安全運転サポート車)とは、衝突被害軽減ブレーキやペダル踏み間違い急発進抑制装置などに代表される先進安全技術を搭載した車のことであり、高齢運転者(65歳以上)の交通事故防止対策の一環として、
官民連携で普及啓発に取り組んでいる。

不安を感じる人は装置の取り付けを!

高齢者や女性など踏み間違い事故の心配を少しでも感じている人は、取り付けたら安心できるようになる。こういう仕組みはドライバーに優しい。私はアウディに乗っているが、坂道発進の時、サイドブレーキとアクセルのあの操作はしなくてよくなっている。上り坂の途中でブレーキを踏んで停車したら、自動的にサイドブレーキがかかる仕組みになっている。そしてそこから上に向けて発車するときも、単にブレーキペダルを離してアクセルを踏むだけで自動的にスムースにサイドブレーキが解除されて発進できるようになっている。また今度は長い下り坂では、エンジンブレーキが必要になるが、これも自分では何もしなくても自動的に下り坂を感知してシフトダウンしてセカンドとかサード(その時の坂道の勾配に応じた最適のシフトで)にしてくれ、その後坂がゆるくなると、また通常のシフトに戻してくれる。
AIではないが、そんな気にもさせるぐらい上手にやってくれるシステムとなっている。アクセルを強く踏み込んでも急発進をなくすこの仕組みを、新車購入時に最初から組み込まれるように、日本のカーメーカーさんが取り組んで行って欲しいと思います。


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