よくNHKが電話による世論調査をしている。そのようなアンケートで「どちらとも言えない」という回答が3割以上あったりすることがときどきある。どうしても答えが出ないような難題なら仕方がないが、例えば憲法改正は必要がありますか、ないですか?という質問なら必要があるかないかぐらい、大人として意見を持つべきではないでしょうか。関心がなく、ほとんどそういうことを考えたことがなく、意見がないとか分からないという場合に「どちらともいえない」という回答をするのだと思います。つまり自分の考えが無いということだ。この「自分の考えがない」という点は、以前に書いたブログ記事「自分の意志決定を他人の考えに依存する日本人が多い」の内容とほぼ同じことだと思います。

例えば以下の具体例を出そうと思います。
「憲法に関する意識調査」単純集計結果
【調査の概要】 調査期間  2018年4月13日(金)~15日(日)
調査方法  電話法(固RD定D・) 携帯RDD) 調査対象  全国の18歳以上の男女 3,480人
固定電話 1,481人
携帯電話 1,999人 回答数(率) 1,891人(54.3%)
固定電話 936人(63.2%)   携帯電話 955人(47.8%)

問. あなたは、いまの憲法を改正する必要があると思いますか。改正する必要はないと思いますか。 それともどちらともいえませんか。

1. 改正する必要があると思う 29.0 %
2. 改正する必要はないと思う 26.8%
3. どちらともいえない 39.3%
4. わからない、無回答 4.9%

問. 9条に自衛隊明記 賛成か? 反対か?

1. 賛成 31%
2. 反対 23%
3. どちらともいえない 40%
4. わからない・無回答 6%

このように、どちらともいえないが4割もある。たしかに、これらの設問は判断の難しいものではあるが、自分なりの意見、考え方を日頃から持つようにしておくべきではないでしょうか。


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